岩手県は盛岡出身の歌人・石川啄木について書きたい。 若いころになかなか(金銭面で)苦労して、若くして亡くなったこの天才歌人は、知れば知るほど面白いのです。 石川啄木とは? 石川啄木は、岩手県盛岡市日戸出身の歌人です。数々の歌集を世に出したものの、26歳の若さで亡くなりました。 その郷愁を誘う繊細な歌の数々はとても評価されていますね。 東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる たはむれに母を背負ひて そのあまり軽きに泣きて 三歩あゆまず はたらけどはたらけど 猶わが生活楽にならざり ぢっと手を見る 代表的な歌集『一握の砂』に収録されているこういった歌は教科書でみなさん習ったでしょうし、貧しいながらも親孝行の好青年といったイメージをお持ちの方も多いでしょう。 一握の砂 (朝日文庫) posted with カエレバ 石川 啄木 朝日新聞出版 2008-10-07 Amazon 楽天