子どもが結婚する時、大抵の親は反対します。たとえ強くは反対しなくても、最初から手放しで子どもの結婚を祝福する親は少ないように見えます。自分の好きな人と結婚して親を悲しませたり怒らせたりするか、あるいは、自分が好きな人と結婚することを諦めて親を悲しませたり怒らせたりしないという2つの選択肢しかないといっていいくらいです。 好きな人と結婚し、かつ、親が怒ったり悲しんだりしないということはありえないのだと思っておけば、親の反対は容易に予想できることです。よって、台風が過ぎ去るのを待つように、親の混乱状態が収まるのを待てばいい。子どもが結婚する時に親がどんな感情を持つにせよ、その感情は親自身が自分で何とかするしかありません。子どもに解決させる、つまり、親が望む人とのみ付き合ったり、結婚させたりすることは不可能なのです。 「承認欲求」とはすなわち「他者の意志」を優先すること 自分の人生なのですから、