1998年に横浜ベイスターズを日本一に導いた元プロ野球選手の野村弘樹氏(PL学園→大洋→横浜)が、東京の国学院久我山高校で生徒たちとフェアプレーについて討論。「講義」では、生徒たちに「フェアプレイにはガマンも要る。ガマンすることで成長も感じる」と伝えた。 野村氏はPL学園の高校時代、大洋・横浜のプロ時代を振り返り、「自分たちにとってなにがフェアプレーか、逆になにがアンフェアかを考えてみて」と投げかけた。 「僕の場合、ピッチャーにとってフェアかアンフェアかで一番大きいのは、審判のストライクとボールの判定。自分がストライクと思っていても、ボールと言われる時もあれば、ストライクと言われることもある。野球というスポーツは、人間がやってること。間違えは誰にもある」 高校野球、プロ野球と第一線で活躍してきた左腕は、フェアとアンフェアがあるマウンドで、ひとつの気づきを得たという。 「ずっと野球やってて一