民間平均給与が過去最大の23万円7千円の落ち込みとなったことが、国税庁が発表した2009年の民間給与実態統計調査の結果から分かった。 2009年12月31日現在の給与所得者数は、5388万人(対前年比1.6%減、86万人減)で、2009年中に民間の事業所が支払った給与の総額は192兆4742億円(同4.4%減、8兆8435億円減)だった。源泉徴収された所得税額は7兆5706億円(同12.3%減、1兆571億円減)となっている。 そのうち1年を通じて勤務した給与所得者は、4506万人で対前年比82万人(1.8%)減少した。平均給与は406万円で同23万7000円(5.5%)の減少で、過去最大の下落となった。 男女別にみると、男性の給与所得者数は2719万人で、対前年比62.5万人(2.2%)の減少、女性は1786万人で同19万人(1.1%)減少した。平均給与は男性500万円で同32万8千