【西山明宏】「『辞めてやる!』 会社にいいね!と 返される」「妻よりも しゃべってなでてる タブレット」。第一生命保険は19日、第26回サラリーマン川柳コンクールの入選作100句を発表した。急速に普及するスマートフォンやタブレット型端末、フェイスブックなどの交流サイトにちなんだ句が多く選ばれた。 IT関連ではほかに「父からの 友達申請 ひく娘」「家族割 あるのに妻と 通話なし」など、夫や父親の悲哀がのぞく句も。 政治にちなんだ句では「党名を 覚える前に 投票日」「政治家も ビールに負けじと 第三に」など昨年末の衆院選を皮肉ったものが目立った。「領土権 我が家はみんな 妻のもの」「家事停止 望むは妻の 再稼動」など、領土問題や原発の再稼働問題にひっかけた句も選ばれた。 応募総数は3万490句で、14年ぶりに3万句を超えた。3月19日まで同社本社やホームページで投票を受け付け、5月下旬に
幽玄(ゆうげん)とは、文芸・絵画・芸能・建築等、諸々の芸術領域における日本文化の基層となる理念の一つ。 本来は仏教や老荘思想など、中国思想の分野で用いられる漢語であったが、平安時代後期から鎌倉時代前期の代表的歌人であり、千載和歌集を撰集した藤原俊成により、和歌を批評する用語として多く用いられて以来、歌論の中心となる用語となった。同じ歌道の理念である有心(うしん)とともに並び用いられることが多いが、本来は別の意味の言葉である。 その後、能楽・禅・連歌・茶道・俳諧など、中世・近世以来の日本の芸術文化に影響を与え続け、今日では一般的用語としても用いられるに至っている。 物事の趣が奥深くはかりしれないこと。また、そのさま。 趣きが深く、高尚で優美なこと。また、そのさま。 気品があり、優雅なこと。また、そのさま。 上品でやさしいこと。そのさま。 中古の「もののあはれ」を受け継ぐ、中世の文学・芸能の美
越前守・大江雅致と越中守・平保衡の娘の間に生まれる[2]。父の大江雅致は、一説には大江匡衡の兄であるとされる[1]。その場合、交流のあった歌人赤染衛門は義理の叔母になる。母の父・平保衡は、『尊卑分脈』によれば平元規の子とされ、子(和泉式部のおじ)に平祐挙がいる。 和泉式部には、姉妹が何人かいたことが歌集・『和泉式部正集(正集)』などから判明している[3]。「岩躑躅いはねばうとしかけていへばもの思ひまさる物をこそ思へ(正集・六九八)」の詞書には、人に知られず物思いをすることがあった折に「はらから」に歌を送っていることが記されており、相談内容から姉であると考えられる[3]。姉と思しき女性は、「播磨」の女房名で斎院・選子内親王の許に出仕しており、『後拾遺和歌集』の歌人である斎院中将・斎院中務姉妹の母にあたる[3]。 また、大江匡衡と赤染衛門の間の子・大江挙周と交際していたらしい女性が『赤染衛門集
紫式部(むらさき しきぶ)は、平安時代中期の女房、作家、歌人。『源氏物語』の作者とされ、『紫式部日記』を残しており、歌人として『紫式部集』を残した。『後拾遺和歌集』などに入集し、『中古三十六歌仙』『女房三十六歌仙』『百人一首』に選ばれている。 紫式部 百人一首 57番「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな」 眠る紫式部(菊池容斎『前賢故実』江戸末期から明治初期の作) 父は藤原北家良門流の越後守・藤原為時、母は摂津守・藤原為信の娘(藤原為信女)である。父方の曽祖父には三条右大臣・藤原定方や堤中納言・藤原兼輔があり、一族には文辞で聞こえた人が多い。父為時も漢詩人、歌人として活動した。 紫式部の実名や正確な生没年はわかっていないが、おおよそ天禄元年(970年)から天元元年(978年)の間に生まれたと考えられている(「生没年」参照)。同母の兄弟に藤原惟規がいるが、紫
清 少納言(せい しょうなごん、旧字体:淸 少納󠄁言、康保3年頃〈966年頃〉 - 万寿2年頃〈1025年頃〉)は、平安時代中期の女房、作家、歌人。随筆『枕草子』は平安文学の代表作の一つ。歌人としては中古三十六歌仙、そして女房三十六歌仙の一人でもある。 正確な生没年や本名は不明である。生没年は、岸上慎二による推定である。本名については、江戸時代の国学者多田義俊は『枕草紙抄』において清原諾子(きよはら の なぎこ)としているが、根拠は示されていない[1]。この『枕草紙抄』は考証家伊勢貞丈の遺稿集『安斎小説』にそのまま引かれたため、貞丈の著作として広まった[2]。ただし、貞丈は義俊について「偽を好む癖あり。豪傑なる者なれども其偽大瑕なる可惜哉。彼が著述の書、引書疑しき者多し。」と述べており、また『枕草紙抄』以外の書物に諾子という名前は確認されていない。 「清少納言」は宮中での女房名で、「清」
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