京都大学図書館機構は、このたびオープンアクセス推進事業(*1)の一環として、国立大学改革強化推進補助金の経費により、工学研究科建築学専攻が所蔵する重要文化財「ジョサイア・コンドル(*2)建築図面」358点を電子化・公開しました。 今回、電子化したコンドル建築図面の中には、ジョサイア・コンドル晩年の大作である「島津邸」、「古河邸」、「成瀬邸」など貴重な建築図面が多数含まれており、これら建築図面を公開し提供することで、国内外の建築学、近代日本研究はじめ様々な分野の研究者に広く利用され、研究の発展に資するものと期待しています。さらに近代日本建築の礎を築いたジョサイア・コンドルの建築図面を公開・発信することで、日本の建築文化の世界的な普及につながればと考えています。 なお、画像は京都大学図書館機構蔵書検索 kuline から公開しており、平成29年8月には、デジタル画像相互運用のための国際規格II
ジャパニーズ・ディアスポラ・イニシアチブ(JDI)を通して、フーヴァー研究所ライブラリー&アーカイブスは戦争、革命、平和という同研究所の中核分野におけるアーカイブを基礎とする日本関連の歴史研究、分析でのリーダー的存在になることを目指します。ライブラリー&アーカイブズ史上最大規模900万ドルの匿名の寄付をいただき、JDIは明治時代から第二次世界大戦終了までの日系アメリカ人など海外の日本人コミュニティを重点的に日本の近代移民研究に取り組みます。 邦字新聞デジタル・コレクション 邦字新聞デジタル・コレクションはアメリカ大陸、アジアにおける海外在住の日本人や日系人が発行した海外日系新聞を集めた世界最大規模のオンライン、オープンアクセス、全ページ画像を提供するコレクションです。新聞の画像を可能な限り光学文字認識(OCR)でテキスト化することにより、新聞記事の検索を可能にしました。各新聞は発行年月日、
※IIIFの情報を求めてこちらに来られた方は、「IIIF日本語情報私的まとめ」もご覧ください 現在、デジタルアーカイブにおいて画像を公開し共有するための国際的な枠組みが作られ、採用が広まりつつあります。International Image Interoperability Framework、略してIIIF(トリプルアイエフ)というもので、英国図書館、フランス国立図書館、オックスフォード大学ボドリアン図書館、スタンフォード大学、プリンストン大学、イェール大学など、錚々たる機関が始めた規格で、国立国会図書館のカレントアウェアネスポータルでも何度か簡単に紹介されているようです。 これまで、デジタルアーカイブに関する大きな難点の一つであった、「各地のデジタルアーカイブで個別に公開されて、いちいちそれぞれのサイトの使い方を覚えなければならず、使い勝手も善し悪しが大きく異なる」という状況が、III
大宮図書館における24時間開館の実施について(お知らせ) 文学部生、文学研究科生、実践真宗学研究科生の皆様 閉館時間を気にせずに文献・資料の閲覧やレポート・卒業論文・修士論文・博士論文の作成に図書館を利用できる環境提供の為、論文提出前の時期限定で大宮図書館を24時間開館します。 以下のとおりおしらせします。1.実施日時 第1回 12月 6日(金)通常閉館(22:00)から 7日(土)通常開館(10:00)までの間 第2回 12月13日(金)通常閉館(22:00)から14日(土)通常開館(10:00)までの間 第3回 12月20日(金)通常閉館(22:00)から21日(土)通常開館(10:00)までの間 ※各日共に翌朝午前10時以降は通常開館の扱いとなりますので御注意ください。 2.実施内容(1)利用対象者 事業実施の目的に鑑み、文学部学生、文学研究科生、実践真宗学研究科生、教職員に限定
2016年で50周年を迎えるモントルー・ジャズ・フェスティバルは「世界三大ジャズフェスティバル」にも数えられ、過去に名だたるミュージシャンが出演しています。そんなモントルーで繰り広げられた演奏は全て録画・録音されていたのですが、その貴重な記録がスイス連邦工科大学ローザンヌ校の協力でデジタルアーカイブが進められ、オンラインで公開が始まっています。 Montreux Jazz http://www.montreuxjazz.com/ スイス・レマン湖のほとりで開催されるモントルー・ジャズ・フェスティバル(MJF)は、「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」、「モンタレー・ジャズ・フェスティバル」に並ぶ世界三大ジャズフェスティバルの一つに数えられ、1967年の初開催以来50年にわたって名だたるミュージシャンが出演するフェスティバルとして世界的名声を得ています。ジャズはもとよりロック、ヘヴィメタル
11月9日(土)、深草キャンパスで、「全国大学ビブリオバトル2024 関西Aブロック決戦」を開催しました。深草キャンパスでの地区決戦の対面での開催は今回が7回目となります。 地区決戦の出場大学は4大学(発表順:追手門学院大学、大阪国際大学、大阪成蹊短期大学、神戸大学)で、スチューデントコモンズ内のアクティビティホールで、4名による熱いバトルが繰 り広げられました。なお、当日の司会・進行は、本学のライブラリ ―サポーターの2名(文学部3年 高木咲さん、秦夕希菜さん)の学生が担いました。 地区決戦のチャンプ本獲得者は、12月22日(日)に昭和女子大学(東京都世田谷区)で開催される「全国大学ビブリオバトル2024 首都決戦」に出場することになります。 チャンプ本には、投票の結果、大阪成蹊短期大学の妻野祐己さんが発表した下記の本が選ばれました。 チャンプ本: 『葉桜と魔笛』(太宰治
昭和8年に制作された仏教伝道映画の16ミリフィルムが真宗佛光寺派の本山・佛光寺(京都市下京区)で見つかり、デジタル保存によって82年ぶりに上映可能な形で復元された。同派中興の祖、了源(?~1335年)を主人公に時代劇の要素を取り入れた白黒の無声映画で、映画評論家の浜村淳さんが弁士を務めてよみがえった。伝統仏教教団による映画制作は当時珍しく、日本映画史における貴重な史料といえそうだ。(小野木康雄) 映画は「了源上人物語」(約52分)。大河内傳(でん)次(じ)郎(ろう)主演の「丹下左膳」を企画した清水龍之介が監督を務め、佛光寺派僧侶の佐々木實道師が、了源の伝承に基づいて脚本を書いた。 了源をめぐっては、鎌倉末期の嘉暦2(1327)年に本尊の阿弥陀如来像が盗まれた後、後醍醐天皇が所在を示す光が射す夢を見たと伝わる。また、建武2(1335)年に布教の帰途に刺客に襲われた際、刺客を罪に問わないように
重要文化財指定記念!法隆寺金堂壁画の便利堂写真撮影原板の展示会を開催します! 便利堂が昭和10年に撮影した法隆寺金堂壁画の写真原板が、このたび国の重要文化財に指定されることとなります!それを記念し、本社ギャラリーにて法隆寺金堂壁画に関する資料を集めた展示会を開催します。法隆寺金堂壁画をめぐる詳細な資料の展示はもちろん、重要文化財となる原板の実物展示や、コロタイプ印刷の法隆寺金堂壁画(第6号壁)の原寸大掛軸の展示、当時の壁画撮影の様子がわかる模型など、充実の内容をご準備しています! http://takumisuzuki123.blog.fc2.com/blog-entry-80.html 【期間】3月15日(日)~4月5日(日) 【開廊時間】11:00~18:00(会期中無休) 【会場】便利堂コロタイプキャラリー 株式会社便利堂 京都本社1階 ※入場無料 4月4日(土)15:00~は、講師
2/18(水)午後,大阪大学文学研究科と,国文学研究資料館が主催する国際シンポジウム『歴史的典籍画像の30万点Web公開と国際共同研究』*1に参加した。 このシンポジウムは,国文学研究資料館と国内外の連携機関(拠点)による「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」プロジェクト*2の一環で開催されている。 カレントアウェアネスでもアナウンスされており,twitter等で管見するかぎりでは本シンポジウムへの関心は非常に高かったようである。文学研究科棟の会議室(6-70人程度?)は開始時から満席となった。 プログラムは以下のとおり: 基調講演:山本和明先生(国文学研究資料館古典籍共同研究事業センター副センター長)による事業説明 招待講演1:エレン・ナカムラ先生(オークランド大学,ニュージーランド)による,ご自身の研究と日本の歴史的典籍とのかかわり 招待講演2:田世民先生(淡江大学,
「大蔵経テキストデータベース」では何ができるのか、についての概略を簡潔に記しておきます。なぜこういうものを書こうと思ったのか等といった前置き的なことは後述します。 <全体向け> ・大正新脩大藏經の本文(脚注付)を心ゆくまで無料で読むことができます。文字があやしいと思ったときは1クリックで元の頁画像を見て確認することができます。 ・大蔵経(大正新脩大藏經)全体の異体字一括検索や、本文のみ、脚注のみ、著者別、訳者別、経典別、部別等の色々な絞り込み検索ができます。設定変更により、KWIC検索もできます。スペースを入れて複数語で検索するとAND検索になります。 ・関連する論文を検索でき、さらに、CiNii等でPDFが公開されているかどうかがアイコン表示されます。 ・世界各地の画像DBで公開されている各経典の一次資料デジタル画像へのリンクリストが表示されます。 ・いずれかの文字をドラッグしてから世界
近代日本画の巨匠竹内栖鳳(1864〜1942年)が描いた唯一の本格的な油絵で、今夏、所在が明らかにされた「スエズ景色」が、かつて神戸・六甲山の中腹にあった浄土真宗本願寺派第22世宗主大谷光瑞(1876〜1948年)の別荘「二楽荘」に一時飾られていた可能性が高いことが14日分かった。(堀井正純) 【写真】日本画の巨匠、栖鳳唯一の油絵 甲南大学図書館司書の今野智子さん(39)が、龍谷大龍谷ミュージアム(京都市下京区)で開催中の特別展「二楽荘と大谷探検隊」(神戸新聞社主催、30日まで)を鑑賞した際、二楽荘内のインド室を撮った写真絵はがきに、「スエズ景色」とよく似た絵が写っているのを発見、指摘した。 同ミュージアムの和田秀寿学芸員によると、絵はがきの中の絵と「スエズ景色」は、署名らしきものの位置も一致。絵はがきは、1912〜13年の制作で、油絵はこの時期邸内にあったとみられる。 和田さんは「
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