俺は山下清が蟹工船で働かされる短編小説が読みたいなぁ。
ヨーロッパの某国でドクター3年目をやってるときに、大学のアドミニストレーションで受付をやっていた地元の女の子(ソフィア、10歳下)と軽い気持ちで付き合いはじめた。 俺がドクターあと少しで終わってやっと日本に帰れるっていうときに、遠距離3年半含めて当時4年半つきあってた日本の彼女(3歳下、国立大卒の医者で俺より稼ぎがいい)が、「キャリアアップのためにアメリカに留学します☆」とか言い始めやがったのがきっかけ。結婚して家庭もって・・・って考えていたのに。あまりに腹が立ったんで、前からちょっとかわいいなと思ってたこの子を適当に口説いてみたら、あっけなく向こうから好かれてしまった。正直びっくりした。 ソフィアは静かな女の子で、複雑な家庭環境で育ったらしく、感情の起伏が激しくて、メンヘラーっぽい。昔は相当荒んだ生活を送ったらしく、そのせいで高校もドロップアウトしたって言っていた。でも、今はすっかりまじ
第3歌集「あるまじろん」における荻原裕幸の展開を見ていこう。前書きの「ウッドストックの憂鬱」は「ウッドストックがこの街にゐてくれたらとても楽しいだらう。」という一文から始まる。スヌーピーでおなじみのウッドストックのことである。反実仮想としての「楽しいだらう」は、どんなに過剰があっても決して満たされることのない時代の空気感の反映だった。 深夜三時のトイレの中にもあらはれるマルクスくんの幽霊たちが ライナスの毛布が出ない辞書なんて辞書ぢやないつて何のことだい プテラノドンが例へば第二象限に棲むなら街も楽しいだらう 鳩小舎に帰らぬ一羽とほき日にそれを愛した(∴他を殺した) 何でさう聞きたがるんだ率直に言ふならばまあ(→∞)こんな感じだ サラダ食べつつ脈絡もなく思ひをり(蝉の葬式×オカリナ) スヌーピーをはじめとするアメリカのカートゥーンからの引用(それは当時としては十分すぎるほどサブカルチャーで
女が静かな声で、漏らしますと言う。 女の朗らかな笑みは、とても漏らしそうには見えない。 しかしまた、漏らします、と静かな声で言う。 私も、たしかにこれは漏らすな、と思った。 女は、私の耳元に届くかどうかの声で、 「私が漏らしたら増田のどこかに書いてください。そしたら私、その増田を見た人のところに、遭いに行きますから」 いつ遭いに行くかね。と私が尋ねると、 「百ページ待っていてください」と女は言う。 私は、ずっと、増田に漏らす書き込みを続けた。 reddit10連投、日本死ね、アトピーで死にたい、キモオタの嘆き。 そういった記事の間に間に、浮かんでは沈んでいく。 するとある朝、私のパンツは、茶色に染まっていた。 百ページはもう来ていたんだなとこのとき初めて気づいた。
第65回全国小・中学校作文コンクールの中央最終審査会が行われ、各賞が決定しました。応募は3万5095点(小学校低学年4883点、高学年8081点、中学校2万2131点)。文部科学大臣賞3点を要約して紹介します。(敬称略) <2015年11月30日の読売新聞朝刊に掲載しました> <中学校> 「夢の跡」 静岡・静岡サレジオ中2年 高田愛弓(たかだ・あゆみ) 父が、逮捕された。 自宅には家宅捜索が入った。毎日「いってきます」と「ただいま」を繰り返す門扉は、マスコミ陣で埋め尽くされた。 2015年5月26日、夕刻のことである。 6人の警官が玄関先で卵のパックに収まっているかのように待機する中、母は親戚に電話をして、駅前のビジネスホテルを押さえてもらうと、祖母に連絡を取り、そこから叔母が私を迎えに行くように手筈(てはず)を整えた。 テレビドラマでしか観(み)たことがないようなことが自分の家で起こって
古いアニメを持ち出すが、ゼロの使い魔のアニメ2期のEDの歌詞に『よそ見してたでしょっ 他の女の子』 という歌詞がある、これは主人公であるサイトがルイズの視点から見るとしょっちゅうシエスタやキュルケに色目を使い目移りしているように見えるということを示唆している。 しかし読者や主人公からすれば主人公であるところのサイトがずっとルイズが好きなのは明らかである。 では何故そのようなすれちがいが発生するのか、これをゲーテの名作であるところの"若きウェルテルの悩み"を読んでいたところ思いついたのでここに記してみる。 若きウェルテルの悩みはウェルテルがロッテに猛烈な恋をするが、既婚者であるロッテとの恋はどうやっても叶えられないことに絶望し最後には自殺をするという壮絶な内容であるが ロッテが結婚したからといってすぐ自殺をしてしまったほけではなく、当然そこには過程がある。 ウェルテルはロッテがすでに婚約者で
こんにちは。釣り師です。 いつも釣りエントリを書いて、皆さんのブクマコメントを読んで楽しませてもらっています。 最近調子が良くて、とても気持ちよく釣れているのですが、 今日は釣り竿を置き、夢の話をしようと思います。 夢と言っても、小学生が作文に書く奴じゃないですよ。眠っている時にみる夢です。 それでは始めます。 あらかじめ警告しておきますが、怖い夢です。とても怖いです。ガチです。 それでも良いという方だけ、続きをお読みください。 夢の中で僕は、トイレを探していました。 夏の終わりで急に寒くなったので、お腹を壊したようです。 僕は駅のプラットホームにいたようで、駅構内のトイレにいくことにしました。 その駅は夢の中の僕にとっての最寄りの駅でした(ここではJR津田沼駅ということにしましょう)。 2つある個室のうち、奥の個室は閉まっていたので、手前の個室に入ることにしました。 用を足してスッキリし
人もまばらになった夜のファミリーレストランで姉は、プリンを食べたいの、と、腫れた目を開いて言った。 私は、あの人と何かあった?と聞いた。あの人は疲れているの、と姉は返した。 每日とても忙しくて、夜遅くに、帰ってくるの。手を冷たくして。 姉の夫は根は優しいが、神経質で体も弱く、激務に耐えられるような人ではない。 ある夜、不燃ごみに捨てられたプリンのプラスチックケースを見て、姉の夫は言った。 お前は自由にできて、いいな。 私はあの人は、そんなふうに言わない人だって知ってるから、疲れてる、って知ってるから、何も言えない。 だからプリンを食べるのを止めたの。そういうことをしないようにした。姉はそう言った。 そういうこと、がどのくらいのことを含んでいるのか、私は聞かなかった。 姉がカフェラテのカップを下ろすのを待って、私は言った。私はおねえちゃんのことが好きだよ。 うん。知ってる。ありがとう。姉はか
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