これは僕が輸入車ディーラーにいた時の話です。 新車納車のために訪れた邸宅の敷地は映画の中でしか見た事も無い程の広さで、ため息しか出なかった。何千坪?いや、何万坪だ・・・ チャイムを鳴らし寺院のような門を開けて頂くと、にこやかにオーナーが出迎えてくれた。 「クルマはこっちに持ってきてくれます?」 案内されたのはサーキットのパドックのような長大なガレージだ。仕事柄、何人もお金持ちは見てきた。 ・・が、この方はレベルがちょっと違う。 一台一台、区切られているシャッターの一つを開けていただき新車をガレージに入れる。中は区切られる事無く全てのクルマが見渡せる。空調も完璧だ。 それはそれは見事な高級車が並んでいる。ポルシェ、フェラーリ、ベントレー等々。まぁ、金持ちのガレージってのは大体こんなもんだ。珍しくもない。だが、ここのガレージはそれだけじゃなかった。 それは、ガレージの一番片隅に置かれていた。僕
走る寝室? イタリア車にロマンスは付き物、とはいうものの…… Kai Pfaffenbach-Reuters イタリアでは車にはロマンスが付き物だった。「バンボッチョーネ」(親と同居する独身者)が社会現象となってからは、その傾向がますます強まった。カーセックスを発明したのはイタリア人ではないが、それを完成させたのはイタリア人、正確に言えばナポリのようなイタリア南部に住む人々だ。 ナポリでカーセックスといえば、昔からマンツォーニ通りに決まっている。この通りに人々が集まるようになったのは、1958年にイタリアで売春宿が違法とされて以降のことだ。今の中高年世代は、ナポリ中の男女がここに車を停め、星空の下で愛し合っていたことを懐かしく思い出す。たいていは小さなフィアットで、シフトレバーが邪魔するのに腹を立てながら――。 恋の楽しみにふける人々目当てに、通りには小さな物売りの店がズラッと並んだ。仮設
東京オートサロン、ロードスターガレージのブースに、どこから見てもトヨタ『2000GT』にしか見えない車両が展示。多くの来場者が注目したその車両は、なんとマツダ/ユーノス『ロードスター』(E-NA6CE)がベース車両だ。 コンプリートレプリカ『龍妃』(リュウキ)と名付けられたその車両は、外装キットによるカスタムではなく、ボディーパーツの大部分がワンオフによる手作り。内蔵、外装を見る限りでは、ベース車両はまったくわからないと言ってもいい。ボディーカラーもオーソドックスな「白」ではなく、当時の2000GTに近づけるため、試行錯誤をして選んだ色でペイントされている。 また、ノーズやホイールのバランスは、2000GT独自のスタイルに近づけるためフロント周りを延長する徹底ぶり。しかし、ロードスターのフレーム自体には手を入れていないため、安全・耐久性はベース車両のままだ。今回の発表と同時に受注も開始。価
みなさまごきげんよう。 フェルディナント・ヤマグチでございます。 飲んだ勢いで昨年末に申し込んだアイアンマンの大会。「あと1年もあるから……」とノンビリ構えていたのがいけませんでした。ハッと気付けば大会は僅か2カ月後に迫っています。 これはヤバいと先週の土日は霞ヶ浦までバイク&ランの付け焼刃合宿に出かけてきました。 一緒に行ったのは日頃から厳しいトレーニングを積んでいるトライアスロン仲間。意識も違うしレベルも違う。浦沿いの道路をハイペースで飛ばす彼らを追走するのがやっとで、先頭を切ることなど到底できません(バイクは風切り役である先頭ライダーの負荷が非常に大きいため、通常は順繰りに先頭を交代してトレーニングします)。 これはマズい。大いにマズい。他人と走ると自分の弱さを思い知ります。残された日にちは少ないですが、本番までにできる限りのことをしておきましょう。 霞ヶ浦の湖畔(と言うのでしょうか
「potasiumchの日記」さんの「「なぜ日本の車はみな逆走しているの?」」というエントリ*1で、アメリカ人のこのような意見が紹介されていた。 「なんで日本の車はみんな逆走してるの? あれ気持ち悪くない?」 第一文の疑問は誰もが普通に感じることだろう。逆走という台詞をアプリオリに持ってくるあたりの無神経はともかく。*2 「でも現代的な自動車はアメリカ起源の技術であり文化だからアメリカのやり方が標準であっていいはずなのに、どこで逆走させようと思ったの?」 私も、ブログ主さんがお答えになったとおりに、日本はイギリスから交通ルールを導入したから、「車は左」と聞いている。*3 ではなぜイギリスは「車は右」の欧州大陸とは異なって「車は左」なのか。 ナポレオンに征服されなかったからである。 と、ここまでは知ってたんだが、そもそもなんでナポレオンのフランスでだけ「車は右」だったんだろう。そう思って今回
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