大変珍しいことに今回~次回とマンガの話です。 連載も2年半目に近づいていて、毎回くだらぬことばかり書いているにもかかわらずよく話がもっているが、注意して読んでくださっている読者の方にはお気づきの通り、マンガ家が書いているわりには、ここではあまり正面切ってマンガの話をしてはいない。 皆無ではない。 いわゆる児ポ法とか、フキダシの向きとか、映像化権にまつわるトラブルとか、マンガをめぐる「状況」についてはたまに書いてきたけれども、マンガ作品そのものの話はしていない。全体を通してみればイカの話のほうが多いくらいだ(それにしても最近よく見つかりすぎだ)。 理由は、とりもなおさずマンガ家が書いているから、ということになる。 日経のコラムのユーザ層は広い。 読者の方には、いまここで初めて「お前はマンガ家だったのか」と驚かれている方も多くおられると思うが、すみません実はマンガ家でした。悪気はなかったんです