ガベージファースト・コレクタ ガベージファースト・コレクタとは ガベージファースト(G1)コレクタとは、大容量のメモリを搭載するマルチプロセッサを対象としたサーバースタイルのガベージ・コレクタです。ソフト・リアルタイム目標を高確率で達成し、かつ高いスループットを実現します。 G1は長期的には、並行マークスイープ・コレクタ(CMS)の後継となる技術です。 グローバル・マーキングなどのヒープ全体に対する処理は、アプリケーション・スレッドと並行して実行されます。これによって、割込みがヒープ・サイズまたはライブ・データ・サイズに比例して増加するのを防ぎます。 また、並行マーキングによって、コレクション処理の"完全性"が確保され、コンパクト化を伴う退避によって再利用の対象となるリージョンが特定されます。 この退避はマルチプロセッサ上で並行して実行されるので、一時停止の時間が短縮し、スループットが向上