16日午前6時40分ごろ、大阪府羽曳野市野の新ケ池で「人が浮いている」と通行人の男性から110番があった。駆けつけた羽曳野署員が、両手足をひもで縛られた女性の遺体を発見。同署によると、遺体は近くに住む無職女性(71)で、所持品などから遺書のようなメモが見つかり、同署では自殺とみている。 同署によると、遺体は漬物石を詰め込んだリュックを背負い、両手と両足がそれぞれひもで緩く縛られていた。縛り方などから、自分で結ぶことも可能とみられる。部屋着姿で着衣に乱れはなく、死後数日が経過しているという。 女性は13日朝から行方が分からなくなり、家族が同日、羽曳野署に捜索願を提出。自宅に体調面の不安などを記した自筆の遺書が残されていたほか、池の岸に置かれた女性のかばんからも、遺書のような手書きのメモが見つかった。 現場は、近鉄南大阪線恵我ノ荘駅から南約1キロの農業用水用ため池。