【カイロ=小玉純一】イスラム協力機構(OIC)は21日、サウジアラビアのジッダで緊急の外相級会議を開きました。イヤド・マダニ事務局長は、対立するサウジアラビアとイランの緊張の緩和を求めました。 事務局長は「(両国の)関係悪化が続けば、イスラムの政治全体の亀裂、宗派対立を深め」、「加盟国とその諸国民の運命を脅かす課題に、効果的に対応できなくなる」と強い危惧を表明。「われわれは(両国の)相互理解の懸け橋となり、相互の信頼を回復しなくてはならない」と訴えました。 両国が最近、関係を悪化させた発端は、サウジによるシーア派指導者の死刑執行でした。これに怒ったイランの人々がテヘランのサウジ大使館やマシャドの領事館を襲い、サウジがイランとの外交関係を断ちました。 今回のOICの会議は、大使館襲撃問題の検討のためサウジが開催を求めたもの。サウジ国営通信によれば、会合の最終文書は外交使節の不可侵性を定めた国
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