その昔、カムチャッカ半島の大部分を占めていた民族がいた。それがイテリメン族だ。 イテリメン族と呼ばれるこの人々は、北はコリヤーク族、南は千島アイヌと接し、17世紀末までは2万人といたとされている。17世紀末にロシア人が侵入し、カムチャツカ半島がロシアに併合された後は、混血とロシアへの同化、紛争や伝染病の流行などで人口が激減、現在では2000人ほどしか残っていない。 Russian Indians また、最近の研究では、アラスカのトリンギット族と最も近い遺伝子を持つことがわかったんだそうだ。かつてシベリアとアラスカを結ぶ陸橋、大平原ベーリンジアが海上にその姿を現していた期間、シベリヤからアラスカへと移動していったのがモンゴロイド達だそうだから、血筋が近いのもうなずけるね。ちなみに日本の縄文人は古モンゴロイド、弥生人は新モンゴロイドと考えられているので、我々日本人も他人ではないみたいだよ。(参