パチンコ・パチスロメーカーのニューギン(本社・名古屋市)が製造したパチスロ機で「大当たり」が出にくくなる不具合があり、全国の店舗に設置された約1万2000台すべてを回収することが分かった。 同社によると、回収される機種は「信長の野望 天下創世」。通常、大当たりが出やすくなる画面に移行すると、ボタンを押す順番が表示されるが、表示されない台があったという。これまでに1日当たり多い日で100台ほどの不具合報告があった。表示が出ないと大当たりの確率は極めて低くなるという。 ニューギンは設置店舗に対し、部品交換を連絡したが、不具合の原因が特定できず、11日にパチスロ機の稼働停止と撤去回収を要請した。同社は「お客様にご迷惑をおかけして申し訳ない」としている。回収費用や営業補償は同社が負担するという。【戸上文恵】