2025年1月、ロサンゼルスを襲った大規模山火事は、アルタデナやイートン・キャニオンなどで活動してきたミュージシャン、アーティストのコミュニティに壊滅的な被害をもたらした。強風「サンタ・アナ」にあおられた火災は、恐るべきスピードで住宅地を焼き尽くし、多くの住民は荷物を持ち出す時間すらないまま避難を余儀なくされた。 被害は家屋などの単なる物理的な損失にとどまらない。豊かな自然と調和したコミュニティやアーティストたちが築いてきた創造的な暮らしの場となっていた歴史ある街並みは、火災による深刻な大気汚染にさらされ(南カリフォルニアの大気汚染レベルは6段階のうち最悪のレベル6に達した)、有毒な瓦礫の山が散乱、水道や電気などのインフラも大きく損なわれている。 本記事は現地で被災したミュージシャンや音楽関係者たちのコメントを紹介する。 [nlink url=/always-listening/artic