7年後に地球に衝突し、甚大な被害を引き起こす恐れが指摘されていた小惑星。 NASA=アメリカ航空宇宙局によりますと、地球衝突の確率は徐々に増え、18日には3.1%にまで達していました。 しかし、最新の観測に基づいて軌道計算を行った結果、23日時点で衝突する確率は0.004%まで下がり、「重大な脅威ではない」と発表しました。 一方で月に衝突する可能性は次第に増加していて、その確率は現在1.7%となっています。 (「グッド!モーニング」2025年2月26日放送分より)

2025年1月27日にニューメキシコ工科大学のマグダレナリッジ2.4m望遠鏡で観測された「小惑星2024 YR4」。米航空宇宙局(NASA)提供(2025年1月31日提供)。(c)AFP PHOTO / NASA/MAGDALENA RIDGE 2.4M TELESCOPE/NEW MEXICO INSTITUTE OF TECHNOLOGY/RYAN 【2月19日 AFP】米航空宇宙局(NASA)が18日に公表したデータによると、一つの都市全体に甚大な被害をもたらし得る「シティー・キラー」に分類される小惑星「2024 YR4」が、2032年に地球に衝突する確率が3.2%となり、現在の予測において最も脅威的な宇宙の岩石となった。 地球への衝突確率は高まっているものの、専門家らは過度な警戒は不要としている。世界の天文学界は状況を注意深く観察しており、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡でも来月「2
(CNN) 最近発見され、天文界の注目を集めている小惑星「2024 YR4」が地球に影響を与える可能性がわずかに上昇したこと分かった。 欧州宇宙機関(ESA)によると、2024 YR4が2032年12月22日に地球に衝突する可能性は2.2%。新たな観測結果を踏まえ、先週の1.2%からリスク評価が上昇した。 天文学者はさらなる観測結果が明らかになるにつれ、確率が変化すると見ている。ESAによると、この小惑星が他の地球近傍小惑星の発見後と同じパターンをたどった場合、衝突の可能性はいったん上昇した後、下落する見通し。例えば、小惑星「アポフィス」は04年の発見後、一時的に最大級に危険な小惑星とみなされ、地球に衝突する可能性も指摘されていた。軌道の正確な分析を行った結果、21年になって科学者はこの見解を修正した。 天文学者による「2024 YR4」の観測が進めばその分、サイズや軌道に関する理解が深ま
米航空宇宙局(NASA)は11月1日(現地時間)、織姫星として知られる恒星「ベガ」の周囲にある円盤を撮影した画像を公開した。米アリゾナ大学ツーソン校の研究チームが、NASAのハッブル宇宙望遠鏡とジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を使って撮影した画像。約1609億kmの直径を持つ円盤がベガの周囲を取り囲んでいる様子を写している。 星は、その重力によって周辺のガスなどを集め「星周円盤」と呼ばれるリング状の集積体を形成する。約4億5000年前に形成したベガは、軌道を回る小惑星同士の衝突や蒸発する彗星の残骸によって生じた、ちりで満ちた円盤を持つという。今回、研究チームはこの円盤の詳細を調べるため、2つの宇宙望遠鏡で撮影を行った。 ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で撮影した画像は、太陽の40倍明るく、青白く輝く星の周りを砂粒ほどの大きさの粒子が渦巻く円盤状の赤外線放射をとらえた。ハッブル宇宙望遠鏡の画像は
アメリカの民間宇宙企業SpaceX(スペースX)は日本時間2024年10月13日、同社が開発中の新型ロケット「Starship(スターシップ)」による第5回飛行試験を実施しました。Starship宇宙船は宇宙空間を飛行後に大気圏へ再突入し、発射から1時間ほど後に予定通りインド洋への着水を行って飛行を終えています。 Starshipとは? Starshipは1段目の大型ロケット「Super Heavy(スーパーヘビー)」と2段目の大型宇宙船「Starship」からなる全長121mの再利用型ロケットで、打ち上げシステムとしてもStarshipの名称で呼ばれています。今回の飛行試験は2024年6月に続く5回目の無人飛行試験で、計画ではSuper Heavyブースターは発射約7分後に発射台へ帰還し、Starship宇宙船は発射約1時間5分後にインド洋の目標地点へ着水することになっていました。 関連
Nui Armstrong@音声クリエイティブ @Tak197011 JAXAからのメールも素晴らしいけれど、何よりヤギサワさんのこの記事自体がとても素敵なので、画像ではなくリンク先のnoteをお読みになることをオススメします! x.com/musesb1113/sta… 2024-08-19 09:57:40 リンク note(ノート) 憧れのJAXAを退職しました。|Spica 私事ですが、本日2022/03/31をもってJAXAを退職いたしました。 任期制職員だったため、任期を更新せず、満了という形での円満退職となります。 上司に頭突きをしたわけではありませんのでご安心を。 JAXAを目指したときのこと。 具体的にいつ頃から私はJAXAへ入りたいと思っていたかは思い出せない。幼い頃から宇宙飛行士になりたくて、そのためにはJAXAの職員にならなければいけないのかな、と漠然と思っていた記
デンマークのスティーヴンス・クリントにある6600万年前の白亜紀-古第三紀(K-Pg)境界層。ユーレカ・アラート提供(2024年8月15日提供)。(c)AFP PHOTO / HANDOUT / EUREKALERT / Philippe CLAEYS 【8月17日 AFP】地球に衝突し、恐竜を絶滅させた天体として、科学界で長年論争を引き起こしてきた「チチュルブ(Chicxulub)衝突体」の起源について、驚くべき重要データを示す新研究が15日、米科学誌「サイエンス(Science)」に発表された。 この研究チームは革新的な技術を用い、約6600万年前、現在のメキシコ・ユカタン半島(Yucatan Peninsula)沖に衝突し、地球史上最も直近の大量絶滅を引き起こした破滅的な天体が、木星軌道の外側に由来することを示した。 チームはまた、チチュルブ衝突体が彗星(すいせい)だったという見解を
米航空宇宙局(NASA)の火星探査車キュリオシティが、硫黄でできた岩石を発見した/NASA/JPL-Caltech/MSSS (CNN) 米航空宇宙局(NASA)の探査車キュリオシティの発見は、それまでの火星探査の中でも際立っていた。純粋な硫黄でできた岩石は、重さ1トンのキュリオシティにたまたまひかれた岩が砕け、内部があらわになったことから見つかった。火星で初めて発見された黄緑色の結晶だった。 「最も不思議で最も予想外の発見だと思う」と語るのは、NASAジェット推進研究所でキュリオシティのプロジェクトを担当する研究員のアシュウィン・バサバダ氏。「ものすごく運が良かったとしか言いようがない。全ての岩の中に興味深いものがあるわけではない」 研究チームは火星のゲディズ渓谷流路を探査したい意向だった。ここでは30億年前に流水とがれきが混ざってできたと思われる曲がりくねった流路が、高さ約5キロのシャ
新たな研究で地球の内核の回転速度が70年の周期の一環で減速していることが分かった/Edward Sotelo/Courtesy USC (CNN) 地球の奥深い部分には、まるで大きなこまの中で回る小さなこまのように、地球の自転から独立して回転する固体の金属球がある。その存在はこれまで謎に包まれていた。 デンマークの地震学者インゲ・レーマンが1936年に発見して以来、この内核や、回転速度、方向などは研究者を魅了し、長年の論議の的になってきた。ここ数年は、内核の回転の劇的な変化をうかがわせる証拠が次々に浮上している。しかし何が起きているのか、それがどんな意味を持つのかについては意見が分かれていた。 問題の一つは、地球の深部は直接的な観察も標本の採集もできないことにある。地震学者は、大地震から発生する波のこの領域での挙動を調べることで、内核の動きに関する情報を入手してきた。同じ強さの波が異なる時
鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」に記述がある星について、東京大学などは理論的な解析をもとにカシオペヤ座付近の方向にあり、超新星と呼ばれる爆発を起こした天体だと特定したと発表しました。 鎌倉幕府についてつづられた歴史書「吾妻鏡」には、旧暦の1181年6月25日に「客星」と呼ばれる星が突然現れ、「土星のような明るさに見えた」とする記述があります。 東京大学の大学院生、黄天鋭さんなどの研究チームは、この星は超新星と呼ばれる爆発によるものではないかと推測する一方で「土星のような明るさ」とする記述が満月ほどに明るく見えることもある超新星とは異なっていることに注目し、天体の特定を試みる研究を行いました。 「吾妻鏡」以外の史料なども検討した結果、カシオペヤ座付近の方向にある天体の可能性が高いとみて、現在の観測データをもとにモデルを構築して当時の明るさを推定したところ、「土星のような明るさ」と合致することから、
かなり確かな情報です。 アメリカの南カルフォルニア大学(USC)で行われた研究によって、地球の内核の回転速度が減速しており、2008年を境に地球表面からみて逆転しているような動きになったことが示されました。 地球内核の回転速度についてはこれまでさまざまな研究が行われてきましたが、新たな研究では内核を貫通する地震波を分析に使用しており、説得力のある結論となっています。 研究者たちは内核の減速を示す地震データが複数もみつかっており「内核が減速している」という結果はほぼ確実であると述べています。 いったいどんな仕組みが地球の内核を減速させていたのでしょうか? 研究内容の詳細は2024年6月12日に「Nature」にて発表されました。
宇宙航空研究開発機構(JAXA、本社・東京都調布市)が昨年から今年にかけて複数回のサイバー攻撃を受け、機密指定を含む大量の情報が外部に流出した恐れがあることが複数の関係者への取材でわかった。流出の可…
銀河「SDSS1335+0728」にあるブラックホールに、周囲の物質が吸い込まれて成長するガス円盤を描いた想像図。欧州南天天文台(ESO)提供(2024年6月18日入手)。(c)AFP PHOTO / European Southern Observatory / ESO/M. Kornmesser 【6月19日 AFP】欧州南天天文台(ESO)は18日、「眠っていた」超大質量ブラックホールが「目を覚まし」、銀河の中心部を輝かせる様子を初めて観測したと発表した。 地球から3億光年離れたおとめ座方向にある銀河「SDSS1335+0728」は長年変化が見られなかったが、2019年後半に突然、かつてないほど明るく輝き始めた。銀河の中心には、超大質量ブラックホールがあると考えられている。 国際天文学誌アストロノミー&アストロフィジックス(Astronomy and Astrophysics)に掲載
【▲ 図1: 有害な太陽風を遮断する地磁気は、生命と大気の両方にとってシールドの役割を果たします。(Credit: NASA)】 地球は固有の強い磁場を持つ天体の1つです。陸上に棲む多くの生物にとって欠かせない存在であるこの「地磁気」は、地球誕生から徐々に強くなっていったと理解されています。ただし、その正確な時期はよくわかっていません。 マサチューセッツ工科大学のClaire I. O. Nichols氏などの研究チームは、グリーンランドから産出した極めて古い岩石を調査し、約37億年前の地球に地磁気が存在した証拠を見つけました。これは最も古い時代の地磁気の証拠です。また、その強度は現在と比べてもそれほど弱くない値であることから、地磁気の形成や、古代の生命がどのように進化し、数を増やしたのかを探る上でも重要な発見となります。 【▲ 図1: 有害な太陽風を遮断する地磁気は、生命と大気の両方にと
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