増税は不必要だと主張していたのに、消費税率引き上げを遂行した民主党は、恐らく次の選挙は勝ち目は無い。場合によっては、消滅してしまうかも知れない。 しかし野田佳彦氏率いる民主党が、安倍晋三氏率いる自民党に対抗する方法はあるかも知れない。自民党が保守色を強めている一方で、リベラル色の強い政党が存在しないからだ。もっと言及すると、中間層以下の勤労世帯のための政党が無い。 1. 経済・外交の基軸に大きな差は無い 鳩山政権で埋蔵金の発掘に失敗し、また親米路線が外交の基軸だと再確認されたため、経済・外交政策は両党で現実的なコンセンサスが出来てしまったように見える。財政政策は三党合意があり、今更、親中外交を展開するのは無理であろう。金融政策で非伝統的な手法を推進する動きはあるが、民主党も金融緩和に積極的な二名を日銀政策委員会の審議委員に提案している。 2. 自民党は高齢者や農協の方を向いている 民主党も