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いま「ラボ」や「リサーチ」を冠した組織が、アフターインターネット時代のビジョンを作りあげつつある。彼らはスピード感と軽やかさを武器に、新しい技術の可能性を社会に問い続けているのだ。ラボやリサーチをイノベーションの駆動力とする「ラボドリブン社会」とはどのようなものか。ビジネスからアートまで、最先端の現場からラボの新しい姿を解き明かす。 アフターインターネット時代に来るもの 去るリオ・オリンピックの閉会式の中で、2020年の東京五輪に向けての日本のショータイムが喝采を集めたのは世間の知るところである。何が素晴らしかったのかというと、もちろんそれはスーパーマリオに扮した安倍首相のパフォーマンスではなく、むしろその裏方、日本のハイテクロノジーを駆使した舞台演出がスゴかったのだ。日本の威信をかけたリオの大舞台の原動力となったのは、ライゾマティクス・リサーチの活躍だ。この組織の中心人物である真鍋大渡さ
デザインという言葉には様々な解釈がありますが、狭義では対象物の形や色などに工夫をして視覚的に美感を生じさせたり機能を向上させたりすることを指します。一方、サウンドデザインは音が対象となり、聴覚的に美感を生じさせたり機能を向上させたりすることです。対象音は人工的な音が中心となり、事例として、高級感やスポーティ感を演出する自動車のエンジン音、重厚感を演出するドア閉まり音、吸引力を実感する掃除機動作音、ピンボケを連想させない一眼レフカメラシャッター音、爽快感を有するゴルフクラブ打球音、小川のせせらぎを連想させるトイレ洗浄音など人工物の動作に伴って副次的に発生する「動作音」があります。また、機器の始動や終了を知らせる報知音など意図的に発生させる「サイン音」は、何かを知らせるという目的がありますので、快適性だけでなく明確な報知機能を満たすことが重要です。さらに、運転手の覚醒維持に効果のある自動車走行
かつて中学校の技術・家庭科といえば、男女に分かれて、男子は木工やはんだ付けなどの生産技術、女子は裁縫や料理などの家庭生活を支える技術を学ぶものだった。現在の技術・家庭は男女とも同じ内容を行う。おもに技術分野と家庭分野に別れており、さらに技術分野では、「A 材料と加工に関する技術」、「B エネルギー変換に関する技術」、「C 生物育成に関する技術」、「D 情報に関する技術」を習得することが求められている。 2008年3月28日に改訂された新学習指導要領では、「D 情報に関する技術」のなかで「プログラムによる計測・制御」が必修となり、4年間の先行実施を経て、2012年4月から完全実施されている。猶予期間があったとは言え、ものづくりが中心だった現場にはコンピューターやプログラミングに対する戸惑いもあるようだ。その実情を知るために、東京都板橋区立上板橋第二中学校の2年生の授業を見学した。 授業は、2
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