ビーエンジが主戦場とするERPの分野では、圧倒的な存在感を示すのがドイツのSAP<SAP>になる。このSAPに、独特の戦略で市場を開拓し、業績を伸ばしているのがビーエンジだ。同社は、エンジニアリング大手の東洋エンジニアリング<6330>から、1999年にスピンアウトする形で設立された。 そのビーエンジは設立後、15年ほど経った2016年3月期から、業績成長のモメンタム(騰勢)を強め、23年3月期は5期連続で2桁の営業および経常増益を見込む。 ■『株探プレミアム』で確認できるビーエンジの通期業績の長期の成長性推移 株価も堅調。21年末まで年間騰落率は13年連続でプラスとなっている。 11年末からの株価パフォーマンスを見ると、同業のオービック<4684>(青線)や電通国際情報サービス<4812>(黒線)とともにテンバガーを達成している。 ■ERP関連の4銘柄、日経平均株価のパフォーマンス比較