高齢者所在不明問題(こうれいしゃしょざいふめいもんだい)とは、2010年(平成22年)以降の日本において、多数の高齢者が公的記録上(戸籍上)では存在しているが、実際には生死または実居住地などの確認が取れなくなっていることが発覚した社会問題。 なお、この項で扱う「高齢者所在不明問題」とは、認知症等が原因の一時的な失踪や徘徊を指すものではなく、永続的な失踪かつ親族等による失踪届や、失踪後の死亡宣告等の書類上の処理がなされていない特殊な状況の高齢者のことを取り扱う。 一時的な失踪や徘徊に関しては、他の項を参考にしたい。 2010年(平成22年)7月29日に、東京都足立区に住む1899年(明治32年)生まれの「111歳男性(報道当時)」が白骨化した状態で発見されたことを契機として、高齢者が戸籍や住民票などの公的記録上は存在しているが、実際には生死または実居住地などの確認が取れなくなっている例が多数