北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は10日にシンガポールに移動した際、キム委員長の専用機ではなく、中国国際航空のチャーター機を利用しました。これについて中国外務省の耿爽報道官は北朝鮮側の要請に応じて中国政府が対応を行ったことを明らかにしました。 さらに、記者から、チャーター機の利用について中国と北朝鮮のどちらが費用を負担したのかなどと問われると「私が話せることはすでに話した」と述べるにとどまり、詳細は明らかにしませんでした。 一方、12日に行われる米朝首脳会談について、耿報道官は「会談が順調に行われ、積極的な成果が得られ、朝鮮半島の非核化と、政治的な解決を実現するために前進するよう望む」と述べて期待を示しました。