苦しんできた就職氷河期世代を支えたい ひきこもり、親の高齢化、心身不調の40-50代…官民連携で支援充実

世界的な新車販売の低迷を受け、トヨタ自動車の部長級約2200人が3月末までに自社の新車を購入する取り組みを始めたことが13日、分かった。部長職の自主的な行動からスタートしたが、一部の役員も同調している。業績悪化に歯止めをかけるための異例の取り組みだ。 9日に開いた部長会の総会で決定した。トヨタには部長級に相当する基幹職1級と2級、理事が計約2200人いるが、それぞれが「強制ではなく、あくまで自主的」にトヨタ車を購入するという。車種や価格などの制限は設けない。 この取り組みに常務役員以上の一部経営幹部らも賛同し、すでに複数の役員が昨年11月に発売した超小型車「iQ」や小型車「ヴィッツ」などを注文。中には2台の新車購入を予定している幹部もいるという。 世界的な自動車不況が続くなか、トヨタは今期、連結ベースで初の営業赤字に転落する見通しだ。昨年12月の新車販売台数も主力の米国市場や日本国内で大き
急速に後退する景気で、「雇用不安」が師走の列島に重くのしかかる。トヨタ自動車の本社と関連・下請け工場が集まる愛知県も例外ではない。生産台数世界一となり、日本の製造業でトップの利益を稼いできた同社も創業以来初の赤字転落を表明し、来年3月までに期間従業員約3000人が削減される。「景気がいい」といわれてきた名古屋を歩くと、路上生活者が炊き出しに列を作り、トヨタ関連を解雇された人とも出くわす。年の瀬の街は「トヨタショック」に揺れていた。(森本充) 27日午後7時半、名古屋市の繁華街、中区栄のテレビ塔近くの広場で、炊き出しが始まった。これまで360人分程度の食事を用意しても、余ったが、今は足りない。「トヨタ関連の工場が契約の打ち切りを始めた11月末から状況が変わった」と炊き出しを手伝う、石原博光さん(59)。用意されたのは過去最高の495食。メニューのラーメンとご飯は50分ほどですべてなくなった。
モーテルの開放を聞きつけたボランティアが次々と食料や家具を運び込んでいた=愛知県岡崎市で2008年12月17日、中村かさね撮影 愛知県岡崎市山綱町にある廃業したモーテルの所有者の女性(41)が、失業して住む場所を失ったブラジル人にモーテルの部屋を住居として無料で提供したところ、市建築指導課が「都市計画法違反にあたる」と指摘していたことが23日分かった。モーテルには県内外から在日ブラジル人の5家族計19人が移り住んでおり、女性は「市の指摘に従えば、寒空の下に彼らを放り出すことになる」と困惑している。 市によると、モーテルがある地域は1970年11月に、開発を制限する市街化調整区域に指定された。住宅として使うには用途変更の許可が必要だが、所有者側から申請はない。ただ、申請があっても都市計画法上の用途変更の要件に適合せず、許可するのは難しいという。 モーテルは3年前に廃業した。外国人労働者たちの
「派遣切り」豊田市が救済へ 臨時職員100人採用検討2008年12月22日1時1分印刷ソーシャルブックマーク トヨタ自動車が本社を置く愛知県豊田市は、同社の業績悪化などの影響を受けて職を失った非正規労働者を市の臨時職員として雇用する方針を固めた。来年1月中旬以降に実施したい考えで、100人前後の採用を検討している。 急速な景気の低迷を受け、トヨタ自動車はピークの05年6月に約1万1600人いた期間従業員を、来年3月末までに3千人に減らす予定。系列の部品メーカーでも人員削減の動きが進んでいる。こうした状況を受け、契約打ち切りなどで失職した派遣労働者らを支援することにした。 約100人の臨時雇用を目指すが、規模については、不透明な部分もある。市議会12月定例会に異例の一般会計減額補正予算案を提出するなど、市の財政状況自体がすでに悪化しつつあることに加え、臨時雇用者向けにどのような仕事を創出でき
トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 惜別ホーン狂騒曲 名鉄パノラマカー、26日終着 2008年12月20日 16時06分 記念名称板を付けた臨時列車を見ようとホームをぎっしり埋めたファン=6日、愛知県・名鉄豊明駅で 日本初の前面展望車両として知られる名古屋鉄道の7000系「パノラマカー」の営業運転終了が、26日に迫った。高度経済成長から走り続けて47年。先に引退した初代新幹線車両「0系」が「日本の顔」なら、パノラマカーは「中部の誇り」。その姿を沿線で見届けようとする惜別の“狂騒曲”も熱を帯びている。 今月6日、名鉄名古屋本線豊明駅(愛知県豊明市)。かつての特急専用仕様の姿でパノラマカーが到着すると、カメラを持った人が殺到した。目指すのは、「いなり」の記念名称板が付く先頭車。ホームは人があふれ、「危ないから押さないで」「交代で撮影を」と駅員が声をからす。 引退記念の臨
7日午前3時45分ごろ、愛知県豊橋市岩田町の岩田運動公園で、110番直通電話や監視カメラを内蔵した飲料水の自動販売機に「監視反対」などとスプレーで落書きされているのを、豊橋署員が見つけた。「おたすけ自動販売機」と県警が名付けた、この自販機への落書きは3度目。 自販機は、県警と清涼飲料水メーカーが共同開発し、今年10月に全国で初めて設置。同月に2度落書きされ、配線の切断などもあった。 豊橋署の調べでは、自販機には黒色スプレーで「反対」「カメラ撤去」などと落書きされていたほか、監視カメラのレンズや照明のセンサーが塗りつぶされていた。6日午後11時15分ごろに巡回した署員は異常がないことを確認している。同署が器物損壊容疑で調べている。
黄柳野高「生徒の3割喫煙」 校長会見、喫煙室は閉鎖2008年12月1日12時29分印刷ソーシャルブックマーク 愛知県新城市の私立黄柳野高校(辻田一成校長)が、生徒寮に禁煙指導室という名称で生徒用の「喫煙室」を設けていた問題で、同校は1日、全校集会を開き、「学校から喫煙をなくそう」と生徒たちに指導した。同校は同日、禁煙指導室を閉鎖した。 集会後、辻田校長が会見し、全校生徒231人の約3割にあたる72人(男子47人、女子25人)が喫煙していることを明らかにした。 同校は不登校の生徒を支援する目的を掲げて1995年に全寮制として開校した。開校以来、同校では喫煙をする生徒が目立っていたという。 同校は、職員会議などで話し合い、2010年を目標に、学校での喫煙をなくす取り組みを進めていた。生徒にはたばこが及ぼす健康被害や火災の影響などを聞かせ、1カ月に1回、カウンセリングをしていたという。今後の指導
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