この画像を大きなサイズで見る スコットランドとアメリカは、それぞれスコッチとバーボンを代表とするウイスキーの生産国として有名だ。両国のうまいウイスキーには共通点がある。それは猫である。両国のウイスキー蒸留所では猫たちが大活躍しているのである。 北海道とほぼ同じ面積の国土に、100を超えるウイスキー蒸留所がひしめくスコットランド。蒸留所ではウイスキーの原料である大麦などの穀物を、ネズミなどの被害から守るために昔から猫を飼うのが伝統となっている。それがウイスキーキャット(またはディスティラリーキャト)の呼び名で知られるようになった。 スコットランドでも最古の蒸留所のひとつ、1775年創業のグレンタレット蒸留所にはかつて、タウザーという名のメス猫がいた。蒸溜所の敷地内に銅像まで建てられたタウザーは、24歳(1963~87年)と非常に長生きをした猫で、その生涯で推定28,899匹のネズミを捕まえ、