政治は「不条理」な世界だ。まっすぐ進もうと思っても、時には妥協や迂回を余儀なくされる。それでも常に正面から突き抜ける気概を持ち続けたい。少なくとも「気分はいつも直滑降」でいこう! 2009年11月1日 今から2年半前。 「松岡利勝農水大臣」が「非業の死」を遂げた。 たしか、松岡大臣が亡くなった翌々日の夕方だったと思う。 参議院本館の廊下で携帯電話が鳴った。 安倍総理(当時)の首相秘書官からだった。 こんな会話を交わしたのを憶えている。 秘書官:「一太先生、つかぬことをうかがいますが、政治とおカネの問題は大丈夫ですか?」 山本 :「ええ、何も問題はありません!なんで、そんなこと聞くの?」 秘書官:「いや、一太先生は安倍応援団の代表格ですから、ね。何かあってもいけないと思って。特別な意味はありません!」 松岡大臣の後任人事を決めねばならないこの微妙なタイミングで、首相秘書官から「身の