中山信弘東大名誉教授ら法学者・実務家6名の連名で「出版者の権利のあり方に関する提言」が公表された。これまでの著作隣接権や電子出版権の主張をくみつつ、落としどころになりそうな提言だ。 著作隣接権、電子出版権――紆余曲折を経ながら長らく議論されてきた出版物の権利について、いよいよ決着の時がやってきそうだ。 4月4日、中山信弘東大名誉教授ら法学者・実務家6名の連名で、出版物の権利について新たな提言が公表された。「出版者の権利のあり方に関する提言」としてまとめられたものは同日、明治大学のWebサイト上でクリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンス(CC-BY-ND)で公開された。同日に開催されたいわゆる中川勉強会(衆議院議員の中川正春氏が座長を務める『印刷文化・電子文化の基盤整備 勉強会』)でも中山氏らが招かれる形でこの提言が伝えられた。 同提言は、中山氏が研究代表者となっている明治大学知的財産法政
このページでは電子書籍の作成に関連する情報やページを掲載しています。 電子書籍の制作などに関連する雑誌など MdN -iPad電子書籍のつくり方、売り方- Software Design 2010年7月号(電子書籍のフォーマット[EPUB解説]) 週刊東洋経済 2010/7/3号(激烈! メディア覇権戦争) Adobe InDesign CS5で電子書籍を作成 【MacOS Xのみ】新規にInDesignで電子書籍データ(ePub形式)を作成する場合(1) 【MacOS Xのみ】新規にInDesignで電子書籍データ(ePub形式)を作成する場合(2) 【MacOS Xのみ】新規にInDesignで電子書籍データ(Kindleで読める形式[mobi/azw])を作成する場合 Kindle for InDesignプラグインの使い方 Kindle for Adobe InDesign Plu
『ブラックジャックによろしく』が電子書籍として全巻無料配信された。 『ブラックジャックによろしく』は、医療現場の現状を研修医の目線で描いた佐藤秀峰さんの漫画。佐藤秀峰さんは、2006年に最終巻が発売されて以降、書店で売り切れているにも関わらず重版しない出版社に疑問を感じて、今年4月に講談社との契約を解除したそうだ。自ら立ち上げたサイト漫画 on Webでは電子書籍として配信済みだったが、先月9月15日、二次利用を完全に自由化した事で各電子書籍サイトでの無料配信が始まった。 電子書籍の販売サイトは基本的に会員登録が必要だが、ブクログのパブーではアカウントフリーで同作品をダウンロードできる。こちらは各巻のリンク先。 ブラックジャックによろしく 第1巻 ブラックジャックによろしく 第2巻 ブラックジャックによろしく 第3巻 ブラックジャックによろしく 第4巻 ブラックジャックによろしく 第5巻
2012年09月03日 楽天koboがまともに日本語書籍を集められないもう一つの理由 Tweet 前回、8月末6万冊の約束期限に対し姑息な手段に出た楽天koboにおいて、楽天koboの公開する数字がまやかしであることを示した。1日時点では6,440冊だったギターコード譜は、本日時点では13,000冊に増加している。楽天koboはギタリスト御用達ツールの座でも狙ってるのか。 楽天koboがまともに日本語書籍を集められない理由は、Amazon Kindleが近日発売のまま2ヶ月も経っている理由と共通している(さすがにまもなく発表されると期待しているが)。現時点においてKindleは米国では150万コンテンツを扱っており、先日サービスを開始したインドでは120万コンテンツから開始している。しかし、年内にも始まるとされる日本では、それだけのコンテンツを集めることはたとえAmazonでも困難だろう(
「koboイーブックストア」の「ジーン・マッパー」購入ページ。同書は複数ジャンルで上位ランク入りしている 著者が立ち上げた「Gene Mapper(ジーン・マッパー)」専用サイト。電子書籍はここから直接購入もできる。コボ、キンドルの両ストアへのリンクもある。 7月19日にサービスを開始したネット通販大手・楽天の電子書籍サービス「コボ」の書店で、これまで見たことがない著者の書籍が、複数ジャンルのランキング上位に入っているのを見つけた。作品の名前は「Gene Mapper(ジーン・マッパー)」、著者は「藤井太洋」。出版社名に「Taiyo Lab」とあることから、自己出版(出版社や編集者を介在させずに電子書籍を書き、売ることをいう)ではないかと推察できた。 8月22日時点で、同作は「SF」ジャンルの16位、「ハイテク」ジャンルと「科学技術」ジャンルでは1位にランクインしている(ただしその後、著者
このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2024年5月時点の調査。
楽天がkobo買収というニュースにはさすがに驚いた。驚いた後で、「なるほど、こりゃすごい良い買い物をしましたな」と感心するとともに、まだ電子書籍のガジェットがどうのこうのという日本での取り上げられ方に脱力。なんとか気を取り直してこのコラム書いてます。 日本ではアマゾンが和書を売るオンライン書店としてだけでなく、日用品ならなんでも扱う外資系のオンラインリテーラーとして頑張っているから知名度も高いせいか、まだキンドルのサービスが始まってもいないうちから、黒船が、と話題になることも多いのはわかる。 しかし、本国アメリカではアマゾンがEブックもEコマースもすべてを牛耳っているわけではないので、機会あるごとにバーンズ&ノーブルのNOOK(ヌック)やソニーのReader、グーグルのeBookstoreやkoboもそれぞれの強みを活かしながらそれなりのプレーヤーになっていることを伝えてきたつもりなのだが
Live Nation says its Ticketmaster subsidiary was hacked. A hacker claims to be selling 560 million customer records. An autonomous pod. A solid-state battery-powered sports car. An electric pickup truck. A convertible grand tourer EV with up to 600 miles of range. A “fully connected mobility device” for young urban innovators to be built by Foxconn and priced under $30,000. The next Popemobile. Ov
カフェで人を待ったり、銀行や病院で順番を待ったりするとき、置いてある雑誌を読みながら時間をつぶしたことがある人も多いだろう。これをスマートフォンと電子書籍に置きかえ、“1時間だけタダで読み放題”にするのが、「すまほん。」という新サービスだ。 このサービスを展開するのは、モバイルメディアレップ大手のディーツー コミュニケーションズ(D2C)。同社営業本部 営業部で部長を務める澤宏明氏は、「このサービスは来店者だけでなく、店舗やコンテンツを提供する出版社にもメリットをもたらす」と自信を見せる。 同氏に、このサービスの概要とビジネスモデル、サービスが生まれた背景について聞いた。 有料コンテンツの代金を“企業が肩代わり” すまほん。は、店舗や施設の中で1時間だけ、スマートフォン向けの雑誌コンテンツを無料で読み放題にするサービス。スマートフォンユーザーは、すまほん。に対応する店舗にiPhoneやiP
複数の場所で読めるようにする理由 この連載は、デジクリ発行と同時に、我がポット出版のサイトの「ポットの日誌」コーナーに毎回掲載している。また、この「マガジン航」にも掲載してもらっている(編集部注:連載2回分を1回にまとめるなど、転載にあたり少し再編集しています)。つまり、3カ所で掲載しているわけだ。 なぜ、このデジクリ連載をポット出版のサイトと「マガジン航」に掲載したいのか。ボクはせっかく苦手な文章を書くんだから、できるだけ多くの人が読む可能性を増やしたいのだ。文章ってのは、恐ろしく人の目に触れていないとおもっているんだ。いや、ボクの文章だけじゃなくて、もっといい文章も、だ。 それが惜しい。 ポット出版の本で『石塚さん、書店営業にきました。』って本がある。タイトルどおり、出版社の営業がいかにして書店に食い込むのかって本。スゲー狭いでしょ、ターゲットが。出版物は年間8万点の新刊。営業が一人で
1月27日、「サルまん」などで知られる編集家で京都精華大学教授の竹熊健太郎氏と、Jコミ代表取締役社長で漫画家の赤松健氏の対談が都内で行われた。 この対談は、電子出版の時代における漫画編集者のあり方について、Twitterを通じて両氏の間でやりとりが行われたことに端を発している(対談までのいきさつはTogetterでのまとめ、および本対談に同席したコミックナタリー唐木氏によるニュース記事も参照いただきたい)。 両氏はこの日が初対面。日付をまたいで実に7時間にも及んだ対談では、電子書籍時代の漫画編集者像についての意見交換をはじめ、Jコミの現在と未来、さらに大学教授として漫画家志望の学生に指導を行う竹熊氏による業界評、果てには未完に終わった竹熊氏の「サルまん2.0」の裏話にも及ぶ、幅広いものになった。 ITmedia eBook USERでは、両氏の思いが詰まったこの対談内容を本日から5日間連続
Jコミは、β2テストとして無料配布している新條まゆさんの「放課後ウエディング」について、新條さんに渡る広告料金が52万5000円となったことを公表した。 Jコミは1月25日、β2テストとして無料配布している新條まゆさんの「放課後ウエディング」について、新條さんに渡る広告料金が52万5000円となったことを公表した。 Jコミは、ラブひなや魔法先生ネギま!(ネギま!)などの作品で知られる“漫画屋”赤松健氏が、「作家がもうからないと未来につながらない」という信念の下で主宰する広告入り漫画ファイル配信サイト。無料配布されるPDFファイルには広告が入っており、その広告がある一定回数以上クリックされると、マンガの作者に広告料の純利益が渡るという仕組みとなっている。現在は2011年初頭の正式公開に向け、β2テストを展開中だ。 β2テストでは、一般企業から有料で出稿を受け、実際にどの程度の額が作者に渡るの
乖離するハードとソフト それは奇妙な光景だった。 NHKスペシャル「メイド・イン・ジャパンの命運」(2010年1月24日放送)は、東芝が社運をかけて開発したCELL REGZAの開発から出荷までを丹念に追ったドキュメンタリーだった。そこにあったのは、ハード開発チームと、ソフト開発チームのいわば「乖離」だった。そもそも開発場所からして違う。ハードは埼玉県の工場で作り、ソフトウェア部隊は神奈川県のオフィスビルで制御系のファームウェアを開発する。 ソフト部隊が完成させたファームウェアは、ネット経由で工場に送られ、USBメモリでハードにインストールされる。繰り返される動作不具合、その都度工場から電話でソフト部隊に問い合わせる、その繰り返し。お披露目の場となるCEATEC会場でも、会期中に全く映像が映らなくなるトラブルにも見舞われる。極めつけは、出荷風景。ようやく製品となったCELLレグザの初出荷の
電子書籍元年と何かと騒がしかった2010年、その締めくくりは電子書籍ではなくオンデマンドブックサービスだった。 三省堂書店が米国On Demand Books社の提供するオンデマンド印刷製本機であるエスプレッソ・ブック・マシン(EBM)を店舗に導入するというニュースが入ったのは8月の上旬。 EBMを最初に導入する同業者はどこになるか、興味をもって見守っていた僕は驚きとともにそのニュースを読んだ。 Espresso Book Machine 僕がエスプレッソ・ブック・マシン(EBM)という、洒落た名前のオンデマンド印刷・製本機の存在をWEBのニュースで読んだのは確か2008年のこと。割合にコンパクトな機械で、公共の施設等に設置可能だという。オーストラリアの書店が同年これを導入しているが、僕は(間抜けなことに)日本では出版系の印刷屋がこれを導入するものと思い込んでいた。 EBMの初号機は200
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