[ニューヨーク 14日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト、オリビエ・ブランシャール氏は14日、多額の債務を抱える国による急激な緊縮財政措置の実施に警鐘を鳴らし、時間をかけて実施していくことが好ましいとの考えを示した。 ブランシャール氏は、大半の状況で緊縮措置がマイナス成長につながることを考えると、今後の最善策をめぐり刺激強化による経済成長てこ入れか、赤字削減に向けた緊縮措置かといった議論があるのは驚きだと指摘。財政再建で人々が将来への楽観的な見方を強め、来年の経済が上向くといったことを期待するのはやめるべきと述べた。