【カラカス=黒沢潤】南米の産油国ベネズエラの大統領選は7日投開票され、チャベス大統領(58)がカプリレス前ミランダ州知事(40)を破って4選を果たした。 中央選管によれば、チャベス氏の得票率は54.43%、カプリレス氏は44.47%。開票結果が発表されると、カラカスではチャベス大統領支持派が数カ所で一斉に巨大な花火を打ち上げ、歓喜の声を上げた。 チャベス大統領はこれまで3期にわたり、貧困層への“バラマキ”政策で貧困層から絶大な支持を得た。4選を決めたことで、在職期間は2019年までの計20年間に及ぶことになる。 一方、カプリレス氏は、国営石油会社(PDVSA)への民間投資導入や、企業の国有化反対を訴えるなどして中産階級への浸透を図ったが、当選は果たせなかった。