一般的な日本人からすると、フィンランドとゲームは結びつきにくいかもしれないが、80年代の後半からPCをプラットホームとしたゲーム産業がフィンランドでは育っている。2000年代に入ると携帯電話向けのゲームを作る企業が出現し、その後スマートフォンの普及によって「クラッシュ・オブ・クラン」のスーパーセルや、「アングリーバード」のロビオ・エンターテイメントが世界的に有名になった。 フィンランドのゲーム会社が成長した要因の一つには、携帯電話会社のノキアの衰退と共にエンジニアがゲーム業界に流れたことがある。また、国内マーケットが小さいため、事業の開始時から海外マーケットを意識していたことも成功要因にあげられる。 日本では信じられない話だが、フィンランドは国がゲームを事業として積極的に支援している。スーパーセルやロビオも国からの支援を受けて大きくなったと言われており、これらに続く世界的なゲーム会社を生み