性加害容疑で書類送検された芸人の奥さんが発表したコメントと、それに対する反応を見ていて、数年前に元夫が痴漢で逮捕された時のことを思い出した。 夫が雇った弁護士からの依頼で、私も被害者に対してお詫びの手紙を書かされたのだ。 曰く、被害者の同性である妻から、夫を許してほしい旨を訴えることで、被害者に同情の感情が生まれ、示談が進みやすくなると。 私は私自身が夫の罪を許せなかったので、そんなものは書きたくないと突っぱねたのだが、「旦那さんが前科者になることは奥様も望まないでしょう?」 「ここはご夫婦の絆で乗り越えるべきところです」 などなど、宥め賺され、 「お子様のお父様に前科がつくのは…」 と脅され、結局書かされた。 書きながら、 「こんなもんで示談に応じるわけないじゃん。私なら逆にこんなものを奥さんに書かせた男になんとしてでも前科つけてやるわ」 と思っていたが、予想通り被害者の神経を逆なでした