がん患者の痛みを減らせるよう、国は緩和ケアの普及を推進していますが、亡くなる直前まで痛みを感じていたがん患者がおよそ40%に上るとみられることが、国立がん研究センターが遺族を対象に行った調査で分かりました。センターは緩和ケアの質を高めることが必要だなどとしています。 この中で、亡くなる直前まで痛みがあったと推定されたのはがんでは40.4%で、心臓病の25.3%、脳梗塞などの22%などと比べ多かったとしています。 また、がん患者の遺族では気持ちのつらさを抱えていたとみられる人も42.3%に上り、心臓病の27.5%、脳梗塞などの25.9%などより多くなっていました。 がん患者が痛みを抱えていた理由として、ある程度は対処してくれたが不十分だったとか、診察回数や診察時間が不十分だったといった回答が多くなっていました。 その一方で、人生の最期をどこで迎えるかについて、患者と医師の間で話し合いがあった
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