ラテン文字(ラテンもじ、羅: abecedarium Latinum、英: Latin alphabet、ラテンアルファベット)とは、ラテン語や英語などの子音か、または母音の表記に用い、アルファベットに類する文字である。元来、ラテン語の文字であり、古代ラテン人つまり、広義のローマ人が用いたことからローマ文字(ローマもじ)、ローマ字(ローマじ、伊: alfabeto Romano、英: Roman alphabet)とも呼ばれる。今日、人類社会で最も使用者人口が多い文字である。なお日本語においてローマ字といえば、転じて日本語のラテン文字による転写を指すことが一般である。 ラテン文字は一般に表音文字、特に音素文字のアルファベットとして用いる。また、表記法はたとえば英語では、文字を右書きで横に並べ、単語と単語の間にスペース(space)と称される空白をはさむことで分かち書きをし、その単語を並べて