ロシアがウクライナの国境近くに展開していた軍の一部の撤収を始めると発表したことについて、アメリカのブリンケン国務長官は「ロシアは発言と行動が食い違っている。むしろ国境付近に軍が集結している」と述べ、緊張緩和には向かっていないという認識を示しました。 ロシア国防省は15日、ウクライナ国境近くに展開していた軍の部隊の一部が演習を終え、撤収を始めると発表しました。 これについて、アメリカのブリンケン国務長官は16日ABCテレビのインタビューで「ロシアは発言と行動が食い違っていて、撤収は確認できていない。それどころかむしろ国境付近に軍が集結している」と述べ、緊張緩和には向かっていないという認識を示しました。 そのうえで「ロシアが意味のある外交を行うならわれわれには用意があるし、ロシアがウクライナへの侵攻を選んでも準備はできている。選ぶのはプーチン大統領だ」と述べ、ロシア側に対応を迫りました。 一方