70年代の日本のSF作家の座談集本が出てきて、皆、仲良さげで微笑ましいのだが、言ってる内容は滅茶苦茶で今だとちょっと問題になりそうなコトでも平気で喋ってて面白い。 ウチのブログ向けの話題として、小松左京、星新一、筒井康隆の3人がカニバリズムについて話してる部分を抜き書き。食物としての人間の自己完結性 筒井 まあ、最近世界各地でたくさん飢えて死んでますね。あれ、ひとまとめにして埋めときゃ石油になるのかな(笑)。 小松 そんなに早く石油になるもんか(笑)。まったくもう、血も涙もないな(笑)。 筒井 ともかくね、人間が死んでそのままというのがもったいないんですよ。死にかけてるのを日本へつれてくればね、古々米はいっぱいあるし、残りものでもなんでも食わせてやれば大きな労働力に(笑)。 小松 ひどいことを(笑)。ヒューマニズムのかけもらないな(笑)。 星 しかし、本人たちにしてみれば、飢え死にするよ
講談社のファウストだかメフィストだかで、来年一月から筒井康隆の新連載ライトノベル「ビアンカ・オーバースタディ」がはじまるというアナウンスが出ています。筒井康隆公式サイトより。 まあ小説に関してはほとんどなんでもできちゃう万能の人なので、やるといったらそれなりのことをやるのでしょう。しかし御年とって74 73歳、ほんとに呆れるほどアクティブな人だなあと感心してしまいます。これで筒井康隆は、みずから「ライトノベル」と銘打って(つまり自覚的に)ライトノベルを書いた史上最高齢のラノベ作家という前例のない存在になってしまうわけですが。いったいどんなのを書く気なんでしょうかね。最近のラノベといえばアニメ風の挿絵がつきもので、そのあたりもどうするつもりなのか気になります。批評精神旺盛な筒井康隆のこと、ガチでオタ系の人気イラストレーターを起用したりする可能性もまるでないとは言い切れません。面白そうなのでし
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