「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」(東京都美術館)レポート。死後に評価が高まった不撓不屈の画家、過去最大規模の個展の見どころとは(文:浦島茂世) 近年ますます評価が高まっている画家、田中一村(1908〜1977)。彼の過去最大規模となる回顧展「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」東京都美術館で12月1日まで開催中だ。神童と称され、多くの支持者がいながらも、己の芸術のために孤独の戦いを選択した田中一村の全貌に迫る展覧会をレポートする。(撮影:筆者)
東京都美術館で「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」が今秋開催へ東京都美術館で、画家・田中一村(1908〜77)の大回顧展「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」が開催される。会期は9月19日〜12月1日。 東京・上野の東京都美術館で、画家・田中一村(1908〜77)の大回顧展「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」が開催される。担当学芸員は中原淳行(東京都美術館学芸担当課長)、監修は松尾知子(千葉市美術館副館長)。 記者会見の様子。左から高橋明也(東京都美術館館長)、松尾知子(千葉市美術館副館長)、宮崎緑(田中一村記念美術館館長)、中原淳行(東京都美術館学芸担当課長) 撮影=編集部 栃木県出身の田中はその画才から幼少期より神童と呼ばれ、1926年には18歳で東京美術学校(現・東京藝術大学)に入学(同期は東山魁夷、橋本明治ら)。しかし、2ヶ月余りで退学し、その後は独学で制作を行うようになった。47年には第
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