去年、日本被団協にノーベル平和賞を授与したノルウェー・ノーベル委員会のフリードネス委員長。 今回、東京で開かれた核軍縮の催しに出席するため初めて日本を訪れ、NHKの単独インタビューに応じました。 来日にあわせて訪れた被爆地の広島と長崎で何を感じたのか。なぜ去年の平和賞に日本被団協を選んだのか。フリードネス委員長が語ったことばとは。 被爆地を訪れ感じたことは Q:今回の来日にあわせて訪問された広島と長崎で、特に印象に残った場面や瞬間を教えていただけますか。 一人の人間として最も心に残ったのは被爆者の証言です。彼らの話を聞き、そこで起きた悲劇を理解し、さらに彼らが自身の経験を平和の力として語っているその勇気に感銘を受けました。 Q:今回の訪問によって核兵器に対する考え方に変化はありましたか。 変わったというよりもむしろ核兵器のない世界に向けて取り組むことの重要性を再確認した形です。被爆者たちが
