理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の笹井芳樹副センター長(52)が5日、センター内で自殺を図ったことが分かった。 理化学研究所改革委員会の委員長を務めた岸輝雄東京大名誉教授の話 笹井芳樹氏は幹細胞研究の天才とまで言われ、さらに研究費を集める経営能力もあった。亡くなったのは幹細胞に関する基礎研究分野の大きな損失だ。私もショックを受けた。改革委の不正再発防止策は、笹井氏や理研の理事らを交代するよう提言した。潔く交代し、数年間渡米するなりして研究に専念すれば良かった。 [2014年8月5日11時58分]