その名前は「結合させる」「編み込む」を意味するヘブライ語 לוה lwh に由来するとされ、「ねじれた」「渦を巻いた」を意味すると考えられている[3][注 1]。この語は海中にいる大きな生き物全般を指す言葉としても使われたが、現代ヘブライ語ではクジラの意味である。 レヴィアタンは旧約聖書の『ヨブ記』3章8節,41章1-34節、『詩編』74章14節,104章26節、『イザヤ書』27章1節で言及される。 特に『ヨブ記』において、神の御技(がいかに人知を超えているか)の例として、ベヒモスとともに神自身の言葉の中で語られ、その姿とその力強さが詳しく描写される。『ヨブ記』41章を要約すると以下のようになる。「レヴィアタンの肉体は力強く体格に優れ、心臓は石のように硬く、腹は陶器の破片を並べたようで、背中には盾の列(のような鱗)が密に並んでいる。口には恐ろしい歯が生えている。くしゃみをすると光を放ち、