「美食=高い」とは限らない 僕は昼も夜も「ここで食べたい」と思った店に行きますが、数万円の店にしか行かないわけではありません。ハンバーガーやラーメン、蕎麦なども好んで食べに行きます。 ただ、どのお店でもいいわけではない。それぞれのジャンルの中で、「行く価値があるお店」に行きます。 僕が思う、行く価値があるお店の定義は、シンプルにいえば、料理人が料理を突き詰めて考えている店です。 たとえば、ハンバーガーなら、東京・麻布十番 「アルデバラン」。 ハンバーガーショップの多くは、トレーニングを積んだ人であれば誰でもある程度作れるようにレシピ化しています。 シフトを組んだり多店舗展開したりできるようになるからです。 一方「アルデバラン」のハンバーガーは、店主の嘉屋実さんしか作ることができない、属人的な職人技の賜物です。 これは、優劣というよりも、同じハンバーガーとはいえジャンルが違う、というべきかと