「ファイル」と「バインダー」の違いは?と聞かれて、明確に答えられるだろうか。 日本ファイルバインダー協会の定義によると、 ファイルは、おおむね記入済みの文書(伝票やカタログ)を綴じ、挟み入れて、整理・保存することのできる表紙をいう。 バインダーは、おおむね未記録の綴じ穴のある用紙(ルーズリーフ、帳簿)をそう入し、記録できるとじ具付き表紙をいう。 となっている。 つまり、ファイルは記入済みの書類を、バインダーはまだ記入されていない書類を入れて記入するということが主な違いである。 その中でバインダーを50年以上にわたって作り続けているメーカーがある。株式会社タツノだ。 この社名をはじめて聞くという方も多いと思う。それもそのはず、彼らの作っているバインダーはこれまで、町の文具屋さんでは売っていなかった。では、どこで使われていたかと言うと、自治体である。 我々の戸籍簿や税務の確定申告書を綴じる特殊