印刷 冬柴鉄三氏 元公明党幹事長の冬柴鉄三(ふゆしば・てつぞう)・前衆院議員が5日夜、兵庫県尼崎市の病院で死去した。75歳だった。 秘書によると、通夜と葬儀は親族で非公開で執り行う。お別れ会を近く行う予定。日時は未定。11月下旬ごろから体調を崩していたという。 冬柴氏は弁護士を務め、1986年7月、衆院議員に初当選。98年11月に公明党の幹事長に就き、小渕政権時代の99年、自民、自由両党との連立政権入りを主導した。その後、自由党が分裂した後の保守党との自公保連立を経て、06年9月に幹事長を辞めるまで、自公連立政権で中心的な役割を果たしてきた。 冬柴氏は、非自民連立政権の細川護熙内閣で自治政務次官に就任。新進党に合流した後、公明党を再結成した1998年には党幹事長に就いた。99年の自民党、自由党、公明党の連立では、当時の小渕恵三首相、森喜朗幹事長らとの強いパイプを背景に「連立劇の立役者