2009年に発売された『大人の科学マガジン』に掲載されると同時に、まんがニュースサイトなどで紹介され、ネット上で大きな話題を呼んだのが、新沢先生がまんがを担当した『モテる・モテないのひみつ』だ。 新沢先生の代表作『ハイスクール奇面組』の登場人物・出瀬潔によく似たキャラクターを主役に、恋愛において女性が男性を選ぶときにどんなことを基準にしているのか、生物学的な視点から解説した。 そして、この作品以降、「大人のひみつシリーズ」は、「懐かしのキャラによる学習まんが」というスタイルが多くなった。じつは、このきっかけは新沢先生にあったのだ。新沢先生といえば読者には『奇面組』のイメージがある。そこで『奇面組』のキャラを主役にしてはどうかと提案があり、好評だったので、以後の方向が決まったのだ。 「『奇面組』のキャラなら潔(恋愛エピソードが多い)がこの話に向くかなと。でも、そのまま潔を使いたくなかった…。