大阪市の橋下徹市長(日本維新の会共同代表)が、政治家を育てるため塾長を務めている「近畿ブロック維新政治塾」が8日、大阪市内で開講した。維新を支持し、自らも政治家を目指したいという約90人が参加したが、突然の辞職と出直し市長選出馬に打って出た橋下氏の今回の行動については、不安と戸惑いの声も相次いだ。 維新塾は2012年3月、衆院選候補発掘を目的に初めて開講し、3326人の応募者が殺到、同12月の衆院選は塾生から16人が当選した。だが、その後の維新の低迷を反映し、2度目の今回は近畿地区に対象を絞ったとはいえ、応募者が105人に激減した。 この日の開講式では、橋下氏と松井一郎・大阪府知事(維新幹事長)、名誉塾長の堺屋太一・元経済企画庁長官らが出席、大阪都構想など維新の目指す政策を説明した。 参加者は来春の統一地方選を目指し半年間にわたって受講する予定だが、府外から参加した男性会社員は今回の出直し