政党「日本維新の会」の橋下徹代表は、大阪市の近郊にある八尾市の八尾空港で在沖縄海兵隊の輸送機MV-22オスプレイの訓練を一部引き受ける提案を行っています。オスプレイが配備されている普天間基地周辺住民の負担を減らそうというものですが、しかし八尾空港は普天間基地以上に市街地に密接している上に敷地が狭く、離発着訓練には向いていません。 左側の図はアメリカ軍の普天間基地環境レビューよりオスプレイのヘリコプターモード時の場周経路です。ほぼ敷地内だけで回り、離発着訓練を行います。日米合意ではオスプレイは市街地上空でなるべくヘリコプターモードにはならないように取り決めていますが、それはヘリコプターモード時の訓練が基地や訓練場の敷地内で出来るからこそ可能になります。しかし八尾空港は狭く、オスプレイのヘリコプターモード時の場周経路が確保出来ません。小回りの効く小型ヘリコプターならまだしも、オスプレイは運用重