パリで起きた9・11正月明けの1月7日、仏週刊紙「シャルリー・エブド」の本社が2人の男に襲撃され、12人が死亡した。 襲撃した二人の容疑者はアルジェリア系フランス人で過去に、過激派組織に関与しており訴追され、テロ要注意人物として当局の監視対象になっていたことも判明した。 この事件の後、パリ郊外のモンルージュでも警察官一人が襲撃され、パリはさながら内戦状態のようである。 2015年1月9日付けのルモンド紙はフランスの9・11と題してフランスの混乱ぶりを伝えている。 フランス・ルモンド紙 Le 11 SEPTEMBRE FRANCAISE この事件は、風刺画は暴力に変貌するということを示した。 襲撃されたシャルリー・エブド紙は、ニュースを揶揄するために文字ではなく風刺画という表現で伝える。ある意味、文字よりも絵の方がより刺激的だ。なぜなら言語がわからなくても絵は誰にでも自由に理解でき直接的に伝