杉並区など東京郊外市図書館を中心に『アンネの日記』の関連本が多数破られるという不可解な「事件」があった。これが国際的な話題ともなり、2月21日には官房長官も記者会見で言及した。2月24日には、警視庁捜査一課が器物損壊事件として杉並署に捜査本部を設置した。 実に不可解な事件だったが、3月7日、ジュンク堂書店池袋本店で「アシスタントとゴーストライターは違います」という手書きのビラを貼りつける男を逮捕したところ、この男がアンネ関連の書籍を破ったことを自供した。が、この男は心神喪失ではないかということで、その後の報道はひとまず沈静化していた。 そして今日、この男が不起訴処分になると報道された。精神鑑定が実施され、心神喪失の状態だったと判断されためである。一例として、NHKニュースはこう伝えていた。「アンネの日記 破損で逮捕の男は心神喪失 不起訴へ(6月19日 11時51分)」(参照) この事件は、