2016.09.16 Fri ギュレン派研究のハーカン・ヤブズ教授インタビュー「敗戦から分裂へ」 SYNODOSが選ぶ「日本語で読む世界のメディア」 一方で素晴らしい情報を出して絶えず持ち手を増やす告発者…。もう一方で「だ」「である」といった断定的な発言をする我が国のテレビ・コメンテーター…。また未だ国際的ブレインたちを標的とする政治家たち…。これらの雑音から健全な解析を取り出すことは難しい。トルコでギュレンに関して出版されている客観的な学術研究の数は1つ、2つに満たない。世界で教団(ジェマート、ギュレン教団のこと)を最もよく研究している人物の一人であり、第一人者であるのがユタ大学政治情報学部のハーカン・ヤヴズ教授である…。ヤヴズ教授は、一時期、教団に近い立場に立ち、フェトフッラー・ギュレンと何度もインタビューを行って、2000年代の終わりに本紙に掲載された3つの発表によってはっきりと距離