北朝鮮の国営メディアは、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が造船所を訪れ、原子力潜水艦の建造を視察したと伝えました。 北朝鮮は、ことしで最後の年となる「国防5か年計画」で原子力潜水艦の保有を掲げていて、開発を急いでいるものとみられます。 北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは8日、キム・ジョンウン総書記が、海軍の幹部らとともに造船所を視察したと伝えました。 日時や場所などは明らかにされていません。 キム総書記は、艦船や原子力潜水艦の建造を視察し「海軍の武力の精鋭化、核武装化は国防発展戦略の重要な内容だ」と述べたということです。 そのうえで、アメリカ軍の原子力空母や原子力潜水艦の韓国への入港を念頭に「わが国の主権と利益を脅かす敵の海上、水中での軍事活動を 絶対に座視しない」と強調しました。 北朝鮮は、2021年1月の朝鮮労働党大会で打ち出した「国防5か年計画」で原子力潜水艦の保有を目標のひとつに掲げてい
