これまで国立大学図書館の複写代は何処に頼んでも一律1枚35円というのが決め事だったのですが,独法化してタガが外れたのをいいことに一部(?)の大学図書館が値上げの踏み切ったというわけです.例えば,A大学図書館では文献複写が1枚65円,現物貸借は送料の如何を問わず一律1冊に付き1300円の料金を徴収することになり,B大学の学部図書館では文献複写は基本料100円をもれなく加算,複写代も1枚40円になっています. ここに【国立大学法人のメリットを最大限に生かそう!】というパンフレットがありますが,なるほど自由な値上げも独法化のメリットのウチですか,と嫌味のひとつもいいたくなるような(-_-;). この値上げの原因に考えることが出来るのが,「運営費」の名のもとにNIIから請求されるショバ代です.1年間料金相殺サービスを利用するためには10500円を支払わなければならない.いくつかの国立大学図書館(私
何故かは知りませんが,9月5日の記事には未だに読者がいるようでありがたいことです. 先日もNACSIS-ILL料金相殺サービスが大学図書館のILLにもたらした悪影響について書きましたが,正直なところ,たかが1機関が各大学図書館における情報収集の手段を壟断し,その生殺与奪の権利をあたかも全能の神の如く握りつつあるというのは,果たして如何なものかと思います.NACSIS-ILL料金相殺サービスは,これまで各大学図書館とNIIが協力して作り上げてきた文献複写・現物貸借サービスの伝統と文化を破壊してしまったと言っても過言にはならないと,これまで10年ほど大学図書館の相互協力業務に携わってきた人間の一人として受け止めています. とにかく,相殺サービスに参加していない大学図書館に対する扱いがこれほど酷くなるとは,まったく予想していませんでした.国立大学図書館における複写・現物貸借料金の高騰,料金納入方
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