the guardian誌7月12日付け記事“UK scientists dropped from EU projects because of post-Brexit funding fears”(試訳:Brexit後の研究助成への懸念から、英国の研究者はEUプロジェクトから除外)を紹介する。 欧州連合(EU)からの離脱が決定した英国の研究者に対し、欧州のパートナーとの共同研究を諦めざるをえないという圧力が高まっている。 英国のRussell Groupが秘密裏に行った調査によると、財政的負担の懸念から、英国大学はEU助成プロジェクトから去るよう、あるいはその主導的立場から退くよう迫られるケースが見られた。 ファンディングのうちの英国の分は保障されないため、英国パートナーすべてをコンソーシアムから除外することを研究責任者に勧めるEUプロジェクトオフィサーもいた。2017年1月に開始するプ
英国研究会議(RCUK)は7月6日、欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票の結果を受け、国際協力に関する声明を発表した。以下、声明より抜粋する。 英国の研究の成功は国境を超えたパートナーとの協力と施設の共有にかかっている。EUとの将来の関係、特に研究システムに与える影響が不確実であることは認識している。国民投票後、英国が優れた研究国家としての立場を維持することができるように、我々は研究コミュニティーおよび政府と話し合いを重ねている。英国の研究者の懸念とニーズを踏まえ、EUとの将来の関係についての交渉を政府と検討している。 [ニュースソース] RCUK Statement on international collaboration post EU referendum - RCUK 2016/7/6
2016年6月29日付けのRichard Poynder氏のブログ”Open and Shut?”に、英国において国民投票でEUからの離脱(いわゆる”Brexit”)が支持されたことがオープンアクセス(OA)運動に与える影響について、インペリアル・カレッジ・ロンドンの構造生物学教授、Stephen Curry氏に尋ねたインタビューのまとめが掲載されています。Curry氏はGuardian紙の科学コーナー”Occam’s corner”執筆者の一人で、OA推奨者でもあります。 インタビューではPoynder氏が、EUからの助成を英国の研究者が受けられなくなる可能性や、英国内においてもEU離脱の影響で景気が悪化し、OA雑誌のAPC支払いに回す予算がなくなるのではないかという英国内でのOA運動に与える影響に加え、EUでOA運動を推進してきた英国が離脱することがEUのOA運動に与える影響についても
2016年6月27日、英国図書館(BL)はEUからの英国の離脱(いわゆる”Brexit”)をめぐる議論に関するウェブサイトの収集・保存を開始したことを発表しました。 収集するウェブサイトの選択にはオクスフォード大学ボドリアン図書館の図書館員を中心に、英国図書館、スコットランド国立図書館、ウェールズ国立図書館、北アイルランドのクイーンズ大学ベルファスト校、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの職員らが参加するとのことです。英国内のサイトを中心に、2,590のウェブサイトを対象にするとしています。 Capturing and Preserving the EU Referendum Debate (Brexit)(British Library、2016/6/27付け) http://britishlibrary.typepad.co.uk/webarchive/2016/06/captur
2016年7月1日、英ケンブリッジ大学図書館の貴重資料部門が、英国のEUからの離脱に関する紙媒体資料の収集・保存事業を開始することを発表しました。 国民投票をめぐる離脱派・残留派双方のリーフレット等の資料を収集するとのことで、既に英国図書館やオクスフォード大学図書館等が取り掛かっている、ウェブサイトのアーカイブを補完するものになるだろうとのことです。リーフレット等を所有している人を対象に寄贈が呼びかけられています。なお、重複した資料についてはオクスフォード大学や他の図書館等に提供されるとのことです。 Collecting Brexit(Cambridge University Library Special Collections、2016/7/1付け) https://specialcollections.blog.lib.cam.ac.uk/?p=12778 参考: 英国、EUからの離
The UK research community’s response to the recent referendum – in which a majority of 52% voted for the UK to leave the European Union (or “Brexit”) – has been one of horror and disbelief. This is no surprise, not least because Brexit would have a serious impact on research funding in the UK. Nature reports that UK universities currently get around 16% of their research funding from the EU, and t
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