企業の経営やマーケティングにおいてデータの活用はもはや当たり前になりつつある。だが、データ分析に拒否反応を示し、外部企業に丸投げするケースは今も多い。「データ分析は難しい」「データベースの言語を学ぶのは困難だ」というのは誤解だ。データサイエンスの専門家であり、政治、経済、文化など、さまざまなデータをデジタル化し、分析・予測することを得意とする松本健太郎氏が考える、マーケターが求められるデータ分析に必要な6つのプロセスを解説する。 「データ分析」はビジネスの現場に深く浸透したと言っても過言ではない。マーケティングの現場にはデータ活用が広がっていたが、それ以外の部署でも、施策の立案や効果の検証を目的にデータ分析を用いる機会が格段に増えた印象がある。読者の皆さんの中でも、「全くデータを見たことがない」という方は少ないだろう。 一方、分析業務を第三者の企業に丸投げしたり、経営者・事業責任者クラスが